【完】それでも、あたしは君が好き。






あたしは「ん?」とでも言うように
首を傾げ、拓斗くんの方を向いた。




すると拓斗くんが「目、赤いけど…?」
と、小声で聞いてきた。




あたしは慌てて目を押さえた。




「……さ、さっき、あくびして……!」





あたしも小声で言った。

そして、目が赤い事を誤魔化した。





誤魔化せたかは謎だけど、
拓斗くんは「そっか」と納得してくれた。




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