【完】それでも、あたしは君が好き。








拓斗くんは先生にそう言ってくれて
誤魔化してくれた。




「……ありがとう」



「そんなお礼を言われるようなこと
してねぇよ?オレ」




と、親指を立ててウインクする拓斗くん。




「本当にありがとう」




あたしは笑ってそう言った。




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