【完】それでも、あたしは君が好き。




「わあ~遅くなってごめんっ!
待った?」


なんか、少女漫画で見たような
カップルの待ち合わせみたいな登場で、
莉生ちゃんはあたしの前に現れた。



「ううん!平気だよ…!」


「…?平気って顔してないな?
なんかあったか?あ、あたしの遅刻!?」


「…え?いやいや、そんな!
何もないよ!」



莉生ちゃんは鋭い。


あたしの心の中見透かされていそう。



< 82 / 308 >

この作品をシェア

pagetop