スーパーレディー

出会い。




席までは近くならなかったが新しい生活に胸を踊らせていた。


「冷夏さん?」

名前を呼ばれて見てみると隣の席の人が声をかけてきた。

「え、えっとー…」



「俺純平!白川純平!(しらかわじゅんぺい)よろしくね♪」



笑った時の笑顔が可愛くて
イケメンだと思う。これは女の子はほっとかないだろう…

「冷夏でいいよ〜よろしく!」


「純平ってよんで!よろしくな!冷夏」


きゅーーーっ。か、可愛い。
最後の無邪気な笑顔がツボだ…



"キーンコーンカーンコーン”



チャイムが鳴り担任が入ってきた。おじさんって感じだけどとても優しそうだった。


自己紹介をし体育館に行き入学式をして落ち着いた頃。




「冷夏〜。」

「純平どうしたの?」


「燐が…怖い…」

「は?名前で呼ぶな。ゲス男。」


「燐?どうしたのよ。」


「私はこいつが嫌い。」



「ゔ…バッサリ言わないでよう。」




燐はもともと男子を嫌ったりするけどこんなに嫌ってるのは久しぶりだ…。
あたしはこっそり純平に聞いて見た。


「あ〜多分俺と冷夏が仲良くしてるから嫉妬してるんだと思うよ〜♪燐ちゃん友達思いだねっ」


…………燐はそんな子だったっけ?








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