スーパーレディー
秘密。
苦しそうな顔をしながら燐は話した。
「ごめん。私の不注意。だからそんな怖い顔しないで。大丈夫だから。…ね?」
あたしは燐を持ち上げて運ぼうとした。そこに立ちはだかったのは
「逃げるつもりぃ?次はあなたの番なのよ?あんたたち早く押さえつけて!」
その声とともに優香のとりまきたちがあたしの腕を押さえてきた。
「お願いだからここまでにしろ。もう抑えきれない。」
「はあ?何言ってるのよ。さーてショータイムっ」
「やめろおおぉぉぉぉ」
あたしは大声を出した。しかしやめる気がない優香達。燐が辛そうな顔をしている。私の中の何かが切れてしまった。