スーパーレディー

秘密。






苦しそうな顔をしながら燐は話した。



「ごめん。私の不注意。だからそんな怖い顔しないで。大丈夫だから。…ね?」






あたしは燐を持ち上げて運ぼうとした。そこに立ちはだかったのは




「逃げるつもりぃ?次はあなたの番なのよ?あんたたち早く押さえつけて!」



その声とともに優香のとりまきたちがあたしの腕を押さえてきた。




「お願いだからここまでにしろ。もう抑えきれない。」




「はあ?何言ってるのよ。さーてショータイムっ」




「やめろおおぉぉぉぉ」


あたしは大声を出した。しかしやめる気がない優香達。燐が辛そうな顔をしている。私の中の何かが切れてしまった。
< 6 / 7 >

この作品をシェア

pagetop