Kissから始めよう
「わ〜かなさんっ!」


明るい声がして振り向いたら、美来ちゃんが課の入り口で手を降っていた。


「美来ちゃん。」

「あたし、晋ちゃん待ちなんですよ〜、ここに居ていいですか?」


そう言って近付いて来る。

あ、よかったぁ。美来ちゃんと一緒なら安心だ。

「うん!じゃあお手伝いしてもらおうかな。」


2人、他愛のないお喋りをしながら資料の片付けをする。
これが楽しくて。
あっという間に時間が経っていた。


「ここに居た。」



空気を変えたのは邪魔者。


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