Kissから始めよう
「あ・・・」


私の様子がおかしい事に気付いた美来ちゃんがスッと前に立つ。


「何の用?アンタが来るとこじゃないでしょ。」


美来ちゃんは彼がどんな奴なのか分かっているようだった。


「高杉に用はないんだよ。藤ヶ瀬さんに会いに来たんだ。」


諏訪はまっすぐに和佳奈の所に向かった。


「さ、そんな仕事かどうかもわかんないようなのほっといて、飲みに行こう。」


和佳奈の腕を掴む。
瞬間、ゾッとして腕を振り払った。

「嫌です。行きません。」


ハッキリと断ると。



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