Kissから始めよう
「雄輔さんのおうちに行っちゃダメですか…」


「…っ、本気で言ってるのか?」

雄輔は口許に右手の拳を当て、前を見据えるようにハンドルに凭れたままそう呟く。


「…はい。」


ずっと一緒に居たい。
温もりが離れた瞬間、そう思った。


「覚悟しとけよ。」


そう低く言って車を走らせた。


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