Kissから始めよう
かなりの荷物を抱えている。


「取り敢えず、それ貸して。車に運ぶから。」

手渡すその瞬間、そっと引き寄せられて。

「考えといて、引越し。」

・・・。
え?引越し?
本当に??


「戸締りちゃんとしとけよ。」

スタスタと歩いて行ってしまう。

ほわ、っとしたまま鍵を掛け、自宅を後にする。


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