Kissから始めよう
「あ・・・」


抱きしめられた背中が暖かった。

ギュッと力がこもる。


「おれが幸せにしてやりたかった・・・。」

「もういいの、もう・・・。
ね、和寿。別々の道になってしまったけどお互い幸せになろうよ。」

「俺はお前がいい。」

即答だった。

でも・・・。
知ってしまった。
愛されると言うことがどういうことなのか。
雄輔という、上司でもあり年上の恋人に。

< 177 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop