Kissから始めよう
①
翌日。
週末、無駄に時間がある私はひたすら考えていた。
・・・梶課長が私と?
いや待って、そこに恋愛感情があるわけじゃないってことよね?
今から始めようって言ってたくらいだし。
・・・30にもなっておひとり様の私を気遣った、ってこと?
う〜ん、と考えれば考える程迷路に入り込んでしまう。
その時、急にスマホが振動した。
表示を見ると、たった今まで頭を悩ませる原因になっていた本人からの着信。
「はい・・・」
ため息をひとつ吐いてから電話にでた。
週末、無駄に時間がある私はひたすら考えていた。
・・・梶課長が私と?
いや待って、そこに恋愛感情があるわけじゃないってことよね?
今から始めようって言ってたくらいだし。
・・・30にもなっておひとり様の私を気遣った、ってこと?
う〜ん、と考えれば考える程迷路に入り込んでしまう。
その時、急にスマホが振動した。
表示を見ると、たった今まで頭を悩ませる原因になっていた本人からの着信。
「はい・・・」
ため息をひとつ吐いてから電話にでた。