Kissから始めよう
②
彼女の身体を支えて部屋を出ようとしたその時。
背後からかけられた言葉。
「和佳奈、俺を置いて行くのか?」
男のその言葉に、和佳奈は足を止めた。
「ごめんなさい。何回でも言うわ。
・・・私が愛しているのは雄輔さんよ。
これから先、和寿と一緒に過ごす事は無い。
分かって・・・。」
そうハッキリと告げた。
和佳奈の声ははっきりとしていて、その気持ちが揺るぎないものだと聞いている方にも分かる程だ。
背後からかけられた言葉。
「和佳奈、俺を置いて行くのか?」
男のその言葉に、和佳奈は足を止めた。
「ごめんなさい。何回でも言うわ。
・・・私が愛しているのは雄輔さんよ。
これから先、和寿と一緒に過ごす事は無い。
分かって・・・。」
そうハッキリと告げた。
和佳奈の声ははっきりとしていて、その気持ちが揺るぎないものだと聞いている方にも分かる程だ。