Kissから始めよう

「晋ちゃん〜〜〜〜〜!!!!」



わっと泣き出した彼女は瀬戸に抱きついた。


「もしかして瀬戸、指輪すらあげてなかったのか??!」

雄輔がそう尋ねると、真っ赤な顔をした瀬戸は言葉を詰まらせた。



「いや、だって、どんなタイミングだ?とか思ってたら渡しそびれて、美来も何にも言わないし、その、」


「お前、それはないわ。男としてどうだよ〜!」


雄輔に突っ込まれてアワアワしている瀬戸の姿は貴重かもしれない。


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