Kissから始めよう
「私の事は知ってるのよね?」

「はい。晋ちゃんから聞いてます。」


・・・瀬戸さん、何言ったのかしら。

「あの・・・つかぬ事をお聞きしますが・・・梶課長とお付き合いされてるんですか?」


・・・え??


キョトンとした私を見て、彼女は慌てていた。

「すみません!!プライベートなのにっ」


「あ、いや、違うの。そんな風に見えるのかな〜って・・・」

嬉しかったのだ。

雄輔のそばに居てもいいのかな、と不安に思っていたところだったから。


「お似合いです。」

キッパリと言い切った高杉を見て笑顔になっていった。

「ありがとう。高杉さんも瀬戸さんとお似合いよ。」

そう言ってカップのコーヒーを手に持ちデスクへと戻った。
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