Kissから始めよう

土曜日に来たばかりなのに、月曜の今日、またここにいる。


そして、ここが居心地良くて戸惑う。


「和佳奈の着替えとか、置いといた方がいいかもな。」


そう言いながら雄輔さんは私の隣に立って、夕食の支度を手伝ってくれていた。


「え?」


「嫌?」


覗き込むようにされて俯く。


恥ずかしいのに・・・。


「反対に、和佳奈のうちに俺の着替えとかも置いとかなきゃだ。」


私が恥ずかしがって真っ赤になるのが面白いらしく、そうやって雄輔さんはよくからかうのだ。
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