Kissから始めよう
「…あんまり見ないで、恥ずかしいから。」



こんなの、どれくらいぶりなんだろう。


小さな身体を更に小さくして、和佳奈は目を閉じる。


「信じろ。お前は綺麗だよ。」

髪を撫でられてそう言われると、恥ずかしさが倍になる。


「まだ早いから、もう少し寝た方が…」

そう言いかけてふと顔を上げた。
雄輔のため息が聞こえた気がしたからだ。


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