Kissから始めよう

お昼休み。


時間になるとすぐに美来が総務課にやってきた。


「和佳奈さん!」


そう手を振りながら近付いて来る。

「高杉さん。」

「もう、美来でいいですって!行きましょ!!」

腕を握る彼女は何だか楽しそうにしていて、こちらまで伝染しそうだ。


「あ、そうだ。」


そう言って彼女は梶のそばに寄る。

何やら小さな声で話すと’’は〜い!!’’と返事ををして和佳奈の側に再びやって来た。

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