恋はしょうがない。~職員室であなたと~



「さあ、次の授業があるでしょ?」


真琴もそう言って有紀を教室へと帰し、ぎこちなく古庄の隣へと座った。


ただ新聞を読んでいるだけなのに、古庄から漂ってくるオーラのようなものを意識してしまい、真琴は息苦しくなってくる。


古庄の側から離れて、どこかへ逃げ出してしまいたいのに、足がすくんで、しばらく動けそうもなかった。




 
 


< 15 / 70 >

この作品をシェア

pagetop