斜め前のキミ



真優はなんで分かったの?って顔をしてる。



当たり前だろ。



いつもお前の事を見てるんだからなんだって
分かっちまうよ。



って、気持ち悪いか?オレ。



ふらつく真優を抱きかかえ保健室に向かった。



保健室のベッドで眠る真優。



保健の先生によれば体育の授業で軽い熱中症を起こしたらしい。



無理して頑張ってしまう所がコイツの悪い所。



そっと顔にかかる髪をかき分けた。



触れた肌は予想以上に柔らかくて俺の鼓動は爆発寸前だ。



きっと唇はもっと柔らかいのかな。



そんな事を考えてる俺ってかなりヤバイよな。
< 4 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop