斜め前のキミ
真優はなんで分かったの?って顔をしてる。
当たり前だろ。
いつもお前の事を見てるんだからなんだって
分かっちまうよ。
って、気持ち悪いか?オレ。
ふらつく真優を抱きかかえ保健室に向かった。
保健室のベッドで眠る真優。
保健の先生によれば体育の授業で軽い熱中症を起こしたらしい。
無理して頑張ってしまう所がコイツの悪い所。
そっと顔にかかる髪をかき分けた。
触れた肌は予想以上に柔らかくて俺の鼓動は爆発寸前だ。
きっと唇はもっと柔らかいのかな。
そんな事を考えてる俺ってかなりヤバイよな。