偶数ルーレット
そんな真穂と私を置いて、
笑美©が言いだした。
「数字・・・分かったんだから早く指名すれば?」」
と、すごく冷静に言った。
真穂が
「そ・・・そうだね。もう死ぬことわかっちゃったんだもんね。皆ごめんね。私10、出しちゃった。こんなことになるなら断って1人で死んでしまえばよかった。」
「じゃあ指名するね・・・。」
「アカバナ ハナ」
「ウカハマ リン」
「ワタナベ マサキ」
「ハタカタ ミカ」
「カンザキ マホ」
「アンドウ ララ」
「オオイシ ハミナ」
「カナハラ マヤ」
「ハマカゼ カノン」
「シラナミ フウ」
「この人たちは絶対許せないの。本当はもう1人指名したかった。初めの人も指名することが出来ればな・・・。」
それって私のことだ。
その時私は初めの人でよかった・・・。とまで思ってしまった。