偶数ルーレット
「おはよ~」

「おっは~」








私は昨日のことを親友の佐奈にすべて話した。









「へ~。そんなことがあったんだ! そのルーレットと手紙がこれ?」







「うん・・・。」




私は佐奈が信じてくれるか心配で一応そのルーレットと手紙を学校に持ってきた。






そんなことを考えていると佐奈がこんなことをいいだした。








「じゃあ、それが本当なのか確かめるために今日の放課後クラス全員集めてさ体育館で試してみればいいじゃん。」









佐奈は幽霊とか呪いとか信じないし、殺人事件とかも他人事だからそういうこと言えるけど
 私は幽霊だって信じてる。もし本当に大変なことになったらどうしよう。なんて思っちゃったり・・・。








そんな私の不安をよそに偶数ルーレットをするという話はどんどん進んでいった。

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