スイッチさん
それからHRを受けて授業。
あの夢のおかげで全く疲れがとれた気がしない。
いつの間にか眠ってしまったようで…。
「…ネェ、ボクスイッチサン……キミスイッチサンノスイッチヲオシナヨ?」
ほら、“スイッチさん”が現れた。
「…どうしてスイッチを押すの……?」
「スイッチサンノスイッチは魔法ノスイッチダカラ!!」
毎回、目を輝かせてスイッチサンはこう答える。
「スイッチを押したらどうなるの?」
「…スイッチサンノ魔法デタスケテアゲルヨ?」