風になる
ディープ いつになく無口なリョウに姫は疑問を感じていた。
 
     ムーンを指名したから怒っているのか。
     でも私はお客の1人でしかないはず。
     それにさっきは満面の笑みを浮かべてくれたじゃない。
     いつもと違うリョウの憂いを含んだ表情は更に魅力的だった。

     「ねぇ、リョウ、今日のドレスどう?」
     「素敵じゃない?ムーンも気に入ると思うよ」
     「え?ムーン関係ないよ。だって背中の開いたドレスはリョウが好きだと思って・・」

     リョウは姫の言葉を聞いて少し照れながら腰に回している手に力をこめた。

     (まさに満開やな。自分がどんな顔して打ってるかと想像したら笑い倍増!)
涼    そして・・

     やっと口を開くリョウ

     「姫、昨日なぜ泣いた?」
     「そんなこと訊くの?」
     「いや、いい」
     「訊いてよ」
     「なぜ泣いた?」
「ううん・・なんでもない」
     「どっちだ・・こいつ」(微笑)

     (もうアカン!ワラけてワラけて爆爆爆今度はそっちに丸投げや!ところでどんな顔して打ってん
     や?ストーリーだけ見たら切なそうな顔してるみたいやけど、イカ系のお菓子でもボリボリ食べ
     ながら大爆笑してんねやろ笑)

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