*華月譚*花ノ章 青羽山の青瑞の姫
そんな変わり映えのない、つまらない鬱屈した生活からやっとのことで脱け出して。
白縫山にやってきた汀は、まさに水を得た魚であった。
そして、今度は共に暮らす女性たちと共に、外出である。
汀は嬉しくて仕方がなかった。
「あぁ、嬉しいわ、卯花さん!!
皆さんと一緒にお買い物なんて………私、そういうの、とっても憧れていたのよ!!」
満開の花のように輝く笑顔を向けられて、卯花は噴き出してしまう。
ただ買い物に誘っただけで、こんなにも手離しに喜んでくれるのなら、またいつでも誘ってあげよう、と卯花は思った。
「一緒に行くのはね。
檀弓と私、楪葉、そしてあなたと露草さん。
あと、藤波も連れて行くわ」
その言葉を聞くと、汀の目が大きく見開かれた。
「………えっ、えええっ!!??」
突然の大声に、今度は卯花が目を瞠る。
「なっ、なに、どうしたの!?」
白縫山にやってきた汀は、まさに水を得た魚であった。
そして、今度は共に暮らす女性たちと共に、外出である。
汀は嬉しくて仕方がなかった。
「あぁ、嬉しいわ、卯花さん!!
皆さんと一緒にお買い物なんて………私、そういうの、とっても憧れていたのよ!!」
満開の花のように輝く笑顔を向けられて、卯花は噴き出してしまう。
ただ買い物に誘っただけで、こんなにも手離しに喜んでくれるのなら、またいつでも誘ってあげよう、と卯花は思った。
「一緒に行くのはね。
檀弓と私、楪葉、そしてあなたと露草さん。
あと、藤波も連れて行くわ」
その言葉を聞くと、汀の目が大きく見開かれた。
「………えっ、えええっ!!??」
突然の大声に、今度は卯花が目を瞠る。
「なっ、なに、どうしたの!?」