それでも私は『 』ます。
パーティー当日の朝リアンは心地よい鳥の鳴き声と温かい太陽の光で目を覚ました
「ん~、良く寝た。いよいよ今日ね・・・」
今日の午後5時からは待ちに待ったパーティー
ただでさえ華やかなお城が一層華やかになる
コンコン
「リアン様イズキです。失礼します。」
「おはよう。イズキ。」
「おはようございます。」
「今日の朝食は、バターロールにフルーツの盛り合わせです。」
「ありがとう、今日もおいしそうね。後でコックにもお礼をいわなきゃ。」
「リアン様、おいしいのは当たり前です。」
一国の姫君が食べるのだからおいしいのは最低基準。なのにリアン様はそれを、当たり前にしない。おいしいご飯をつくるコックにはいつも感謝をする。
私が、あなたの立場ならばそんなことができただろうか?
きっと・・・いや、絶対にできなかっただろうな
「っぱり、今日の朝食もおいしいわ。」
うれしそうに笑うリアン様をみていつも思う