それでも私は『   』ます。

ーーーーリアンsideーーーー

やっぱりダイヤは頭がいい。

軍事力のことについてもう気づいてた。

この国は特殊

…正確にはこの国の皇族が、

皇族だけ持つ不思議な力

ナイトリア国王は、知っているはず。

けれど、まだダイヤは王子だから知らされていない。

ねぇ、ダイヤ。

あなたは真実にたどり着ける?


「リアン様、あんなヒントを言ってよかったのですか?」

「たぶん…。お父様達が知ったら、怒られそうだけど。」

「ですね。」

顔を見合わせる

ぷっ、ふふふふ!

「怒られる時はイズルも一緒ね。はい、決まり!」

「仰せのままにリアン様。」

「それより、イズキは大丈夫かしら?」

きっと今ごろダイヤに何か聞かれてる

「たぶん…大丈夫だと思います。」

「あら、自信無さげね。」

「相手がダイヤ様ですから。」

「確かに、でもきっと大丈夫ね。イズキだし」

「大丈夫じゃなきゃ困りますけどね。」

「大丈夫よ、あなたの双子だもの。」

「はい!!リアン様、お着替えを始めさせていただきます。」

「えぇ、よろしく。」


歯車が、本格的動き出すまであと少し



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