それでも私は『   』ます。

___ルーカスside_____________

まさか、スタンリーに出会うとは思わなかった。

仮にも俺たちは国王だ。

 

 世界とは案外狭いかもしれんな。



しかも、同い年の子供がいるとは。

それに加え、俺たちの悩みは似たような贅沢な悩み・・・。




 俺たちは、それが分かった瞬間同じことを思った。




そして、スカイアでパーティーが開かれることになった。

こんなにパーティーが楽しみなのは久しぶりだ。



「スタンリー、パーティーはいつにする?」

「来月の頭でどうだ。」

「それなら、大丈夫だ。イレーヌとダイヤを連れて行こう。」

「イレーヌ?王妃の名前か?」

「あぁ、すごい美人だ。」

「のろけだな。まぁ、俺もだが。」

「ふっ、ハハハ、相変わらず俺たちは似ているな。」

「だな、じゃあ来月。」

「あぁ、またな。」



リアンちゃんか・・・ダイヤと気が合うといいな・・・
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