それでも私は『   』ます。

「びっくりな再開ね。いいの?リアンちゃんに教えてあげなくて。」

「いいの。リアンは、リュカスのことを覚えていないのよ。」

「えっ?」

「正確には、4歳より前の記憶が。」

「それって・・・記憶喪失?」

「えぇ。あの子は自分の意志で自分の記憶を消してしまったのよ。」

「どうして・・・。聞くことじゃないわね、ごめんなさい。」

「こちらこそごめんなさい。そのうち、話せると思うけど今はまだ・・・」

「いいのよ、簡単に話せるようなことじゃないのでしょう?」

「ありがとう。イレーヌさん。」

「サーラさん、暗い話は終わりにしてケーキをもう少し食べませんか?」

「それがいいわ、ぜひ!」


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