それでも私は『 』ます。
____リアンside_______
お父様が用があるっていうから何かと思ったらパーティーを開くってことだった。
しかも、隣国の国王一家が招待客。
お父様って結構すごい人?
パーティーには、お父様がリュカスを呼んでくれた。
カミル・リュカス
今、大人気のパティシエ。私も彼のケーキを一口食べて彼を気に入った。
そのケーキをパーティーでたくさん食べるのが楽しみでしかたない。
「ねぇイズル、当日はたくさんケーキを食べてもお腹が目立たないドレスにしてね。」
「はい、リアン様。」
「最近、イズキはどうしてる?姿を見ないけど?」
「イズキは最近パーティーと視察を兼ねてやってくるナイトリア国王一家を迎える準備をしています。」
「本当に、あなた達双子は優秀ね。」
「めっそうもございません。私達なんてたいしたことありません。」
「いいえ、あなた達は優秀よ。」
「リアン様・・・。」
本当にイズルとイズキは、まだ若いのに優秀だ。
言われてできないことは無いと、城中の人間から一目置かれている。
「あのっ、リアン様!」
「リアン様のためにお菓子を作ったんです。もし、良ければ食べてくれませんか。」
「もちろん!イズルのケーキはこの世で唯一リュカスに対抗できるは。」
「リアン様・・・私はリアン様のために生きます!!!」
「大袈裟よ・・・。」
「そんな事ありません、リアン様は私達双子にとって女神なのですから。」