それでも私は『 』ます。
___next day_________________
「あっ、リアン様。」
「ん?・・・イズキ?」
「リアン様!」
「イズキ!元気だった?1週間も姿を見なかったけど。」
「はい、ルーカス様たちの泊まる部屋の掃除に励んでおりました。」
「掃除って、1週間もかかるものなの?」
「気合を入れて掃除をしだしたら、止まらなくなってしまって・・・。」
「ふふふ、イズキは責任感が強いのね。」
「そんなこと・・・ありません。」
タッタッタ・・・
「イズル、もっと静かに走れ!」
「リアン様~。」
「俺は、無視かよ!」
「慌ててどうしたのイズル?」
「リアン様のお姿が見えたのでつい・・・」
「そう、でも廊下は走るものではないよ。」
「すみません・・・」
「イズル・・・イズキ・・・」
『何でしょうか?』
「あなた達は2人揃うと本当に美男美女ね、おまけに顔もそっくりの双子。神様の起こした奇跡にしか見えないわ。」
『この世にリアン様より美しい方はおりません!!』
「声までぴったり・・・!」
『合わせてる訳ではないんです(よ)。」
「アハハハ、本当に面白いわね。」
『リアン様・・・私たちで遊ばないでください。』
「ごめんなさい。でも、私が言ったことは本当よ。2人の茶色くて柔らかい髪の毛に若葉色の瞳は2人の優しさをよく表わしてるわ。」
「リアン様、大好きです!!」
「おいっ、こら!」
「ちょっ、イズル!バランスが、きゃぁ!!」
倒れる・・・後でイズルを説教しなきゃ・・・
・・・・・あれ?、痛くない・・・?
ゆっくりと目を開けるとそこには、イズキのアップ
綺麗に整った顔がすぐ目の前に・・・
「リアン様?お怪我は?」
ハッ、つい見とれて//
「だ、大丈夫よ。私より、イズルは?」
「イズルならそこに・・・」
イズキのいうそこには、花瓶に顔を突っ込んだイズルがいた・・・!!!
「イズル!!!!!」
「イアンハマ~」
「ちょっと、大丈夫?」
「ぷはっ、はい大丈夫です。すみませんリアン様~。」
「別にいいわよ。それにしても、あなた全身びしょ濡れね。」
「しゅみません・・・クシュンッ・・・」
「イズキ、お風呂の用意をしてくれる?」
「かしこまりました。10分後には入れるようにします。」
「さすがイズキ、仕事が早いと助かるわ。」
「このくらい当然です。」
「じゃあ、後で。」