あなたのことが好きだから。
「……鈴木君」
「あぁ、佐藤さん。君もテストの結果、見に来たんだ」
「うん。鈴木君、また1位だね。おめでとう」
「ありがとう。佐藤さんも相変わらずだね。まぁその方が僕もやる気が出るから。佐藤さんに負けないように頑張ろうってね」
じゃあ後で、早くしないと授業に遅れるよ。
そう言って鈴木君は教室に戻っていった。
「鈴木君カッコよかったね!」
「そうだね。…それより希美、そろそろ教室に戻らないと授業に遅れるよ」