彼と私の恋愛事情
葵と渚
〜葵side〜


それは、突然の事だった。

俺はいつも通りに家に帰り、家族と夕飯を食べていた。

食器を洗おうと立ったところで、


《バタンッ!!!》


俺の意識は途絶えた__。





___目が覚めた時、俺は病院のようなところのベッドにいた。

「葵…?あ、あなた!葵が目を覚ましたわよ!!」

「なんだと!?医者、医者を早く呼ぶんだ!」

…俺の予想通り、ここは病院らしい。

しかし、俺は…

あぁ、あの時倒れてからずっと寝ていたのか。


《ガラガラッ!!》

白髪のおっとりした男性が入ってきた。

「葵君、起きたのかい?」

どうやら医者らしい。

「あ、はい。ところで、僕は一体…?」

「あぁ、君には説明をしていなかったね。どうする?もう少し落ち着いてからにするかい?」

「…今、お願いします。」

「そうか。では、説明するぞ___。」







【__君が倒れた原因は、正直言うとわからないんだ。

え?

…すまない。我々もできるだけ早くと思い、調べているだが…

そ、そうなんですか。でも、病気とかじゃないんですよね?

…落ち着いて聞いてくれ、葵君。

はい。

君は、君は_____。





もう長くは生きれない。】







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