レンタル彼氏を使ってみました(仮)
〜変貌〜
夕食後、私が片づけをしている間、彼はリビングでゴロゴロしていた。
なんか私を攻略するのは諦めたっぽい。
「お風呂、先使っていいよ~」
「えー。一緒に入ろうよ!俺ら恋人同士だろ?」
「片思いの間違いでしょ。勝手に恋人同士にしないでくれるかな?」
「じゃあ、先、入ってるから後から来いよ」
彼は立ち上がり、風呂場へと足を運んだ。
うん。
私の話を聞いてない。
勝手に話が進んでるんだけど……。