レンタル彼氏を使ってみました(仮)
***
「風呂空いた」
「は~い」
タオルで髪を拭きながら、パンツ一丁の姿の彼が現れる。
「意外と驚かねぇんだ」
「うん」
お兄ちゃんがこんな感じだったし。
まぁちょっとは、ビックリしたけど……
「おっふろ、行ってくるね」
いくらお兄ちゃんのを見慣れているからって、男の人の身体を見ちゃうのはどうかと思ってすぐ風呂場に向かった。
結局、私は彼の後から入らなかったのだ。
でも、気にも留めてない感じだったから、私はそのままゆったりと湯船に浸かった。