レンタル彼氏を使ってみました(仮)
〜お料理純情ボーイ〜
部屋で大学の課題に取り組んでいたら、お腹が空いたので、キッチンの方に来たら彼が何やらやっていた。
「何してんの?」
「昼飯」
「作ってくれるんだぁ」
「別にお前の分じゃねぇからな!」
はいはいはい。
分かってますよ~
とか言いながらちゃっかり、私の分まで作ってくれた。
「うわ~すごい」
野菜をふんだんに使った、色鮮やかなクリームパスタ。
盛り付けも凝っていてすごく綺麗。
「おいしそうっいっただっきま~す」
「何?」
食べているとずっと私を見ている彼がいた。
「いや、なんでも……心して食えよ!」
そっぽ向いちゃった。
変なの……