アニマル彼氏。




「あの男、誰?」




今度はちゃんと聞き取ることができた。






あの男…


きっと、燈我くんのことだ…





「中学校から一緒の燈我くんだよ」



あたしがそう言うと、背中にあった温もりが離れていった。



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