箱入り結婚のススメ

「二つ目。何事も無理をしない。
食事を作れないときは、スーパーの惣菜でも外食でもいい」


あっという間にボタンを外し終わった彼は、今度は私に深いキスを落とす。


「ん……」

「三つ目。舞はずっと俺の恋人。
子供ができても譲らないぞ」


冗談めかして言っているのに、大きな手が私の肌を滑り出して……。
再び私の唇を覆った彼は、私を壁に押し付けてブラの肩紐を払った。


「四つ目」


やっと唇を解放した彼は、鼻と鼻が触れ合うほどの距離から離れない。


「愛情表現はストレートに。欲しいときは遠慮せず。
愛してるよ、舞」

「あっ……」


露わになった胸の先端に触れられた瞬間、全身を電流が走る。

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