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「さあ、どうぞ」



ギイっとドアをあけてくれる翔琉くんは
本当に紳士だった


「ふふっ、ありがとうございます」


二人でクスクス笑う


幸せってあったかいね



「いつかさ、歩きたいな、二人で。」


「...それってプロポーズ?」



あたし達が来たのは教会


ステンドガラスが鮮やかに輝いていて
目が奪われる



「まだ、しないよ。いつかね」


「楽しみ」



ここに神様がいたらあたしはどう映るのだろう


嘘つき?

偽善者?



「...ひる...まひる?」


───ハッ

「あ、ごめん」





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