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「まひる、こっち向いて?」


隠す必要なんてない

全てはあの人が語ったから


「ほんと...だったんだ、な」

陸人くんがあたしの髪を撫でた

胸が...いたい


「大丈夫だよ...」


「なあ、まひるは知ってたの?」


今言われればつながることは沢山ある


"相変わらずだな、お前"


それは昔のあたしを見てたから。


"そっか"

悲しそうに目を伏せたのはあたしが覚えていなかったから...?



不思議に思えた陸人くんの行動はちゃんと筋が通ってた


「...聞いちゃった。二人の会話」





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