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「ほんとに、一人で平気?」
「大丈夫!すぐ帰ってくるって!」
お母さんがいないあたしを心配して
さっきは帰るっていってた陸人くんが帰らない
「だって、お前一人だし」
「……心配してくれてるの?」
「...…………」
あれ?ちがうよね
自惚れて恥ずかしい
陸人くんだって呆れてためいきついてるし
「彼女心配しないやつ、どこにいるわけ?」
ドキン
ほんとに、彼氏なんだなあ
「ありがとう」
「...っ、絶対その顔他の奴に見せんなよ」
陸人くんこそ、そんな笑顔見せないで欲しいくらいだよ
「はい。は?」
「はい」