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でも、もしホントだったら...?

その可能性にかけてみるのは...?


「陸人くん…、あたし……」



『あたしも好き』……なのかな



[ 付き合ってやってもいーよ ]


──ズキッ


頭の中に響くのはあの時の声



その言葉を聞いて幻滅して、
そのあと教室でさんざん冷やかされた。


その時陸人くんは.........

「...山口なんか、からかっただけに決まってんだろ」


「......覚えてたのか」


2人の間に重い雰囲気が流れる


忘れるわけ無い、あれがトラウマの理由。
戻って冷やかされた男子に向かって陸人くんはそう言った。


それから私は陸人くんを嫌いになろうと必死だったのを知らないでしょう?


いっぱい泣いて、いい思い出はしまって悪いことだけたくさん探した。


それなのに...今更なんて......。


「ごめんなさい。
私はもう陸人くんを好きじゃない」



初恋の邪魔をしたのは意地でした。
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