change
「知佳…」
陸人くんをおいて戻ってきたあたしを
知佳は待っていてくれた
「まひる、いいよ。」
「なにが?」
「あたしの前では気をはらないでよ、ばか」
やっぱり、あたしの親友
辛い時はいつもそばにいてくれる
知佳にあたしはどれだけ助けられてるのだろう
「ハハ……、相変わらず隠すの下手だね、あたし」
陸人くん……
大好き
大好きなのに怖いの
またあなたに捨てられることを考えたら
怖くて怖くて向き合うことができない。
それに、あんな辛い顔をさせるなら
わたしはこの選択を間違ったとは思わない。