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「はーい!俺やる!」


真っ先に手をあげたのは真壁翔琉(マカベカケル)


クラスのお調子者で、人気があって格好いい



翔琉くんやるなら女子は多数決かな
あたし関係ないけど(二回目)



「あたしがやるっていってんの!」


「は?あたしが!」



「どーせあんた翔琉目当てでしょ!?」



「それはあんた!!!!」




なーんて喧嘩が、今至る所で

やっぱり思ったとおり


「……ふふっ」


あ、やばい

つい面白くて笑っちゃった。

翔琉くん、こっち見てるし!


「ねえねえ、どーせなら俺決めていい?」



え、目があったような…?



「ま、まあ翔琉がそう言うなら・・・」



女の子たちは渋々納得したようだ

人気者って大変なんだなー


そして彼は笑顔で指をさした


「よろしくー!成功させよーな!」





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