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「頼れよ。離れないから」
え...?
「なに言ってるの?」
ヘラヘラと馬鹿みたいに笑ってみる
翔琉くんがあたしの横で立ち止まる
「ちょっとそこのベンチ座ろう」
どうしたんだろう
沈黙は、長い。
「翔琉くん...?」
返事の代わりに伸びてきた腕
「知らねえとでも思ってるわけ?
頑張って笑ってるけどお前震えってっから」
う、そ......バレてる...
「ちょっと寒いだけ!大丈夫!」
隠さなきゃ。
大丈夫だって。これ以上迷惑はかけれない
「9月」
「え?」
「9月だぞ。もっとマシな嘘付け。」