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「あ、れ......」

したを向いたら流れる雫。

翔琉くんの前で泣いてばっかり


「大丈夫 守ってやる。だから離れんな」


「ふっ.........っ...!」


怖かった。

蘇るのはあの時と同じ


人気者の陸人くんと噂になったあの時。


───────────────────

「まひるちゃん、ちょっといい?」


「う、うん...」


子供ながらにわかっていた。

決していい呼び出しではないことを。


案の定、連れてこられたのは空き教室。


うわー、ありがち。
少女漫画じゃあるまいし。

「あんた陸人くん振ったからって調子のんないでよ」


でたよー これ、漫画じゃん。

「で?」

強気な態度がかんにさわったのか益々言葉にならない言葉ではしゃぎ立てる。


......もういい?




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