change


「いたっ...!!」


髪の毛を荒々しく掴んでむしるように引っ張る


「翔琉くんはねぇみんなのものなの!!」


「あんたなんかブスのクセに!!」


「つりあってねーんだよ!!」


口々に罵声を浴びせられて心はズタズタ


泣きたくないのに、負けたくないのに。



「ッ」


リーダーっぽい女の子があたしのほっぺを引っ張った



「…何睨んでんだよ、この状況がまだわかんない?」




勝手に震える体が悔しい
あの日の記憶が蘇る


「…………」


「何にも言わないってことは体に教えろってことかな?」




やだ...やだやだやだ...!

助けて..................!!

< 88 / 279 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop