隣のマネージャーさん。~番外編~
『それでは…………いざ、出陣!!!!』
パンッ!!
ピストルの合図とともにおおおおー!!!!と勢いよく中央へと向かう白と赤。
ハチマキを多くとった方が勝ち。
「す、凄まじい絵だわ……」
「高校男子が騎馬戦すると、すごい迫力……」
「わ、わあ~、怪我人絶対出ますよね……」
ハラハラしながらも声援が飛び交う。
「颯汰片手離すなああ!!」
「ごめんごめん、爽に手振ってた!!!!」
「おい、バスケ部!!お前等勝つ気あるのか!!?」
「ごめん、コイツら悪気ないから許してやって!!」
バスケ部3人が支える騎馬はたじたじしていた。
まだハチマキはとられてない様子。
「っわ!!」
「やりー♪」
「ああー!!!!」
「悪いな、叶多。」
「レジー!!」
蓮次くんが支えていた騎馬に、ハチマキをとられた叶多達。
「やられたー!!」
都子さんも額に手を当てて思わず苦笑い。
ピピー!!!!
1回戦終了の合図。