隣のマネージャーさん。~番外編~
「あ、結愛、香澄ちゃん!!」
「あれ、悠くん達、まだいたんだ!!」
テントにつくと、悠くん達がまだテントの下にいた。
蓮次くんも氷を頭に当てたまま座っている。
「うわあ……やっぱり悠くんも蓮次くんも怪我痛そう……」
「うん、めっちゃ痛い!!」
「……まあ、骨折はしてないから大丈夫だろ。」
「それより、2人も怪我したの?」
「あ、はい……膝を擦りむいてしまって。」
「……そういう擦り傷の方が案外痛かったりするんだよな。」
そう言うと、蓮次くんは少し場所を移動して、席を空けてくれた。
「ありがとう。消毒液持ってくるね!!」
「あ、はい。ありがとうございます。」
たしは消毒液とばんそうこうを持ってくると、香澄ちゃんの傷から消毒を始めた。
「ごめんね、しみるよね?」
「ちょっと……でも大丈夫ですよ!!」
香澄ちゃんの手当てを終えて自分の手当てをする。
すると、そこに叶多くんと颯汰くんつやって来た。