隣のマネージャーさん。~番外編~


結果は赤組の勝利!!!!

「やったー!!」
「やりましたね、結愛ちゃん!!」
「うん!!」

あたしと香澄ちゃんは手をとりあって喜んだ。


いろいろとあったし、怪我人もたくさん出たけど無事、高校初の体育祭を終えることができた。


「あーあ、負けたかー!!」
「しょうがないよ、来年頑張ろう、颯汰。」
「当たり前だ!!来年も楽しみだな!!」
「ふふ、颯汰くんは本当に元気だね。」
「悠くん達のところへ戻りましょうか。」

そんな会話をしながらテントの下にいる悠くんと蓮次くんのところへ戻る。

「……怪我までしたかいがあった。」
「あ、結果発表の声聞こえてたんだ?」
「聞こえた聞こえた!!残念だったなー、また来年だな!!」

テントに戻って話をして、教室に帰る準備を始める。

「蓮次くんの荷物持ったからねー。」
「ああ、サンキュー。」
「悠の荷物持ったぞー!!」
「ありがとう、颯汰。」

少し足を引きずるようにして歩く悠くん。

その隣を歩く蓮次くんは、足はあまり痛そうではないものの、腕とか擦りむいた痕がある頬が痛そうだった。





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