隣のマネージャーさん。~番外編~
小学1年生の頃
「蓮次蓮次ー、ドッヂボールしようぜー!!」
桐谷くんは、運動神経がいいからみんなの人気者だな。
小学生になったばっかりの俺は、人見知りで友達がいなかった。
いつも、教室からボーッとみんなが遊んでるのを見ていた。
僕とか言ってたし……今の俺と全っ然違った!!
「……アイツは?」
え……
桐谷くん、僕を見て言ったよね?
「えー、アイツいっつも教室にいるし……」
「うん、俺達だけで遊ぼうぜ。」
うっ……やっぱり。
桐谷くんも行っちゃうんだろうなあ、と思ってた時だった。
「俺、今日は教室にいるわ。」
「えー何でだよー。」
「ん?外、暑そうだからー。」
そう言うと、他の子達はブーブー言いながらも外に遊びに行った。